所長ブログ
2013年11月20日 水曜日
[書評]伊藤真監修・伊藤塾著 伊藤真の条文シリーズ3 会社法[第2版](弘文堂)
久しぶりに、一冊、書評をしたいと思います。今回は、「伊藤真の条文シリーズ3 会社法」です(本記事は書評なので、この後は、「です」、「ます」調ではなく、「だ」、「である」調で書きます。)。
会社法が施行されたのは、2006年5月1日なので、既に7年以上が経過したことになる。この本のような逐条解説書を「コンメンタール」というが、コンメンタールもいろいろ出版されている。当職は、業務上、困った時に調べるコンメンタールとしては、商事法務から出版されている「会社法コンメンタール」を用いているが、このシリーズは、20冊以上の大部なものであり、現在も刊行中という状態で、調べものには非常に良い本であるが、情報をまとめてノート代わりにしたり、持ち運ぶという観点では、使い勝手が悪いと言わざるを得ない。
そこで、1冊もののコンメンタールを探そうとすると、会社法は条文数が970以上あるため、なかなか良い本が見つからない。その1冊もののコンメンタールとしてば、受験指導校の作ったものだが、この「伊藤真の条文シリーズ3 会社法」がベストだろう。もっとも、この本も「当初は、本書を2分冊にすることも考えた」(Ⅸ頁)とされている。ただ、1冊にまとまっていることは、使い勝手という面では良い。そして、結局は、1冊の方が、「会社法の体系を常に見渡すことができる」(Ⅹ頁)ということで、本書は1冊もののコンメンタールとなった。会社法全体が、1冊にまとめられていることも長所だが、この本のもう一つの大きな長所として、余白が大きくとっていあることがある。余白が大きいため、調べたことや考えたことを書き込むことができ、ノート代わりにもなり、使い勝手の良い本に育てることができる。特に、大学生や会社法が試験科目に含まれる試験を受ける受験生には推薦できる書物であり、また、ノート代わりにするということであれば、会社法を勉強するすべての人に推薦できる書物である。
「誰が」書いたかも大事なことではあるが、使い勝手も大事なことであり、偏見を持たずに、使いやすい本を用いて知識を常に整理する必要があると思う。
林浩靖法律事務所は、会社法に関する業務を、多数取り扱っており、きちんと知識も整理していますので、必ず、ご満足いただけるサービスをご提供しています。何か、お困りごとがございましたら、ぜひ、東京・池袋所在の林浩靖法律事務所にご相談下さい。
弁護士 林 浩靖
会社法が施行されたのは、2006年5月1日なので、既に7年以上が経過したことになる。この本のような逐条解説書を「コンメンタール」というが、コンメンタールもいろいろ出版されている。当職は、業務上、困った時に調べるコンメンタールとしては、商事法務から出版されている「会社法コンメンタール」を用いているが、このシリーズは、20冊以上の大部なものであり、現在も刊行中という状態で、調べものには非常に良い本であるが、情報をまとめてノート代わりにしたり、持ち運ぶという観点では、使い勝手が悪いと言わざるを得ない。
そこで、1冊もののコンメンタールを探そうとすると、会社法は条文数が970以上あるため、なかなか良い本が見つからない。その1冊もののコンメンタールとしてば、受験指導校の作ったものだが、この「伊藤真の条文シリーズ3 会社法」がベストだろう。もっとも、この本も「当初は、本書を2分冊にすることも考えた」(Ⅸ頁)とされている。ただ、1冊にまとまっていることは、使い勝手という面では良い。そして、結局は、1冊の方が、「会社法の体系を常に見渡すことができる」(Ⅹ頁)ということで、本書は1冊もののコンメンタールとなった。会社法全体が、1冊にまとめられていることも長所だが、この本のもう一つの大きな長所として、余白が大きくとっていあることがある。余白が大きいため、調べたことや考えたことを書き込むことができ、ノート代わりにもなり、使い勝手の良い本に育てることができる。特に、大学生や会社法が試験科目に含まれる試験を受ける受験生には推薦できる書物であり、また、ノート代わりにするということであれば、会社法を勉強するすべての人に推薦できる書物である。
「誰が」書いたかも大事なことではあるが、使い勝手も大事なことであり、偏見を持たずに、使いやすい本を用いて知識を常に整理する必要があると思う。
林浩靖法律事務所は、会社法に関する業務を、多数取り扱っており、きちんと知識も整理していますので、必ず、ご満足いただけるサービスをご提供しています。何か、お困りごとがございましたら、ぜひ、東京・池袋所在の林浩靖法律事務所にご相談下さい。
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