所長ブログ
2014年9月22日 月曜日
[書評]淡路剛久・大塚直・北村喜宣編 環境法判例百選(第2版)(有斐閣)
1冊書評をしたいと思います。今回、書評をするのは、「環境法判例百選(第2版)」です(本記事は書評なので、この後は、「です」、「ます」調ではなく、「だ」、「である」調で書きます。)。
この本は、有斐閣が出している判例百選シリーズの1冊で、主に、学習者向けの判例集である。判例百選シリーズは、学習者向けではあるが、当該分野について、最初に判例を概観し、どのような重要判例があるかを押さえるには、最良のシリーズといえる。
本書は、所謂、判例のみならず、公害等調整委員会の重要な採決も収録しており、環境法においては、公害等調整委員会の裁決も、権利保護の一翼を担い、かなりの重要性があるので、ここまで網羅されている判例集はありがたいといえる。基本書によっては、判例索引に公害等調整委員会の裁決まで含めているものもあるが、判例索引は、判例のみ掲載しているものもあり、また、判例集には公害等調整委員会の採決は掲載されていないものもあるので、ここまで取り上げられているのは、本当にありがたいことである。
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弁護士 林 浩靖
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