所長ブログ

2014年12月 8日 月曜日

[書評]弥永真生 リーガルマインド商法総則・商行為法(第2版補訂版)(有斐閣)


1冊書評をしたいと思います。今回、書評をするのは、「リーガルマインド商法総則・商行為法」です(本記事は書評なので、この後は、「です」、「ます」調ではなく、「だ」、「である」調で書きます。)。

本書の著者は、筑波大学ビジネス科学研究所の弥永教授であるが、弥永教授は、司法試験や公認会計士試験、不動産鑑定士試験にも合格されているので、学生の現実的な状況をよく承知している先生と言える。本書は、リーガルマインドシリーズの一冊であるから、学生向けの教科書であるが、「[ケース]を設定し、商法総則・商行為法の議論を具体化」(はしがきⅱ頁)し、さらに「図表を用いて」(はしがきⅱ頁)整理が行われているので、本の厚さの割には情報量が多い。その意味で、学生向けの教科書ではあるが、実務的にも必要な情報量は確保されている。商法総則・商行為法は動きの少ない分野であり、出版される書籍も多くはない。そのような中で本書は、「非訟事件手続法などの法改正に対応」(はしがきⅰ頁)して、素早く改訂されており、最新の情報が反映されている書物といえる。

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弁護士 林 浩靖

投稿者 林浩靖法律事務所

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