所長ブログ
2015年5月25日 月曜日
[書評]中谷巌 入門マクロ経済学(第5版)(日本評論社)
1冊書評をしたいと思います。今回、書評をするのは、「入門マクロ経済学(第5版)」です(本記事は書評なので、この後は、「です」、「ます」調ではなく、「だ」、「である」調で書きます。)。
本書は、当職が大学生だったときには、既に、マクロ経済学の定評のある基本書と評価されていた。そのときは、まだ、第3版であり、本書の著者は、一橋大学の教授であった。当職が在学していた慶應大学経済学部でのマクロ経済学の講義でも、参考書として指定されていたが、当時は、読み切ることさえできなかった。
時が経ち、当職は、弁護士として、社会に出て仕事するようになった。第3版であった本書は、第5版となっていた。本書は、「経済理論を論理的にときほぐし説明すること」と「マクロ経済理論のフレームワークにのっとってこれらの経済現象が生み出す諸問題を知的に議論できるようにする」(19頁)ことを目標に書かれている書物であるが、「日本経済や世界経済の動きを参考にしながら、マクロ経済学の体系」を説明している(24頁)ので、社会に出た現在の目で読むと、大学生のときにはよく分からなかったところが、なぜ、議論するのか分かるようになっていた。議論の全体像と、どの点の議論なのかがきちんと示されて論じている書物なので、体系が明確で読みやすい基本書である。
「マクロ経済学は世の中の動きときわめて密接に関連しつつ発展してきた学問」(21頁)であり、経済情勢を見る上で、重要な基礎知識である。そして、弁護士の仕事も、経済情勢に応じて、事件の内容は変わっていくものであるから、基礎知識を持って経済情勢を見ることができるのは、不可欠なものである。
林浩靖法律事務所では、法律知識に限らず、常に社会情勢を把握して、お客様に常に満足できる最良のサービスを提供させていただく所存ですので、何かお困りのことがありましたら、ぜひ、東京・池袋所在の林浩靖法律事務所にご相談ください。
弁護士 林 浩靖
本書は、当職が大学生だったときには、既に、マクロ経済学の定評のある基本書と評価されていた。そのときは、まだ、第3版であり、本書の著者は、一橋大学の教授であった。当職が在学していた慶應大学経済学部でのマクロ経済学の講義でも、参考書として指定されていたが、当時は、読み切ることさえできなかった。
時が経ち、当職は、弁護士として、社会に出て仕事するようになった。第3版であった本書は、第5版となっていた。本書は、「経済理論を論理的にときほぐし説明すること」と「マクロ経済理論のフレームワークにのっとってこれらの経済現象が生み出す諸問題を知的に議論できるようにする」(19頁)ことを目標に書かれている書物であるが、「日本経済や世界経済の動きを参考にしながら、マクロ経済学の体系」を説明している(24頁)ので、社会に出た現在の目で読むと、大学生のときにはよく分からなかったところが、なぜ、議論するのか分かるようになっていた。議論の全体像と、どの点の議論なのかがきちんと示されて論じている書物なので、体系が明確で読みやすい基本書である。
「マクロ経済学は世の中の動きときわめて密接に関連しつつ発展してきた学問」(21頁)であり、経済情勢を見る上で、重要な基礎知識である。そして、弁護士の仕事も、経済情勢に応じて、事件の内容は変わっていくものであるから、基礎知識を持って経済情勢を見ることができるのは、不可欠なものである。
林浩靖法律事務所では、法律知識に限らず、常に社会情勢を把握して、お客様に常に満足できる最良のサービスを提供させていただく所存ですので、何かお困りのことがありましたら、ぜひ、東京・池袋所在の林浩靖法律事務所にご相談ください。
弁護士 林 浩靖
投稿者 林浩靖法律事務所