所長ブログ
2015年12月 2日 水曜日
[書評]瀬木比呂志 リベラルアーツの学び方(ディスカヴァリー)
1冊書評をしたいと思います。今回、書評をするのは、「リベラルアーツの学び方」です(本記事は書評なので、この後は、「です」、「ます」調ではなく、「だ」、「である」調で書きます。)。
この本の著者は、以前書評をした「民事訴訟の本質と諸相 市民のための裁判をめざして」(日本評論社)(該当する記事は、こちら)、「民事訴訟実務・制度要論」(該当する記事は、こちら)と同じ、元裁判官の瀬木比呂志明治大学法科大学院教授である。
この本は、以前、書評した2冊とは異なり法律書ではなく、勉強法に関する書物である。「①パースペクティブ、即ち広がりと奥行きのあるものの見方と、②ヴィジョン、すなわち洞察力と直感により本質をつかむものの見方」(11頁)であるリベラルアーツを身に着ける方法を論じた書物である。
対象に芸術作品や漫画も含めていることが特徴であり、多くの書物が紹介されているが、いわゆる学習参考書は紹介されていないので、高校レベルの知識が身についていることが前提となる。
学習法の書籍なので、参考になる指摘があればよいわけであるが、当職には、「扉の部分(最初の白い頁)に、一言、二言のメモを頁とともに記」す(118頁)という指摘は試してみたいと思った。
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弁護士 林 浩靖
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