所長ブログ
2016年1月11日 月曜日
[書評]出口汪 現代文講義の実況中継①(改訂版)(語学春秋社)
1冊、書評をしたいと思います。今回、書評をするのは、「現代文講義の実況中継①(改訂版)」です(本記事は書評なので、この後は、「です」、「ます」調ではなく、「だ」、「である」調で書きます。)。
本書は、高校生用の学習参考書であるが、「現代文で必要なのは、九割が論理的思考能力」(7頁)として、「『結論と論証過程』で問題文は成り立っている」(49頁)現代文の解法を説明する書物である。ただ、ビジネス文書は、結論とその理由、即ち、論証過程で成り立つものであるから、ビジネス文書をきちんと読むための参考書としても利用することが可能である。問題数も多くなく、解法が丁寧に説明されているので、ビジネス文書がきちんと読めないと感じる方の補強用や、文書の読み方の点検用にも適している。
当たり前のことであるが、「読めない」者が、上手な文書を「書く」ことができることはあり得ない。
弁護士の仕事は、多くの文書を書くことで成り立っています。訴訟は勿論、契約書の作成や内容証明郵便の起案などは、いずれも、文書の作成です。基本を常に確認しながら、文章力の向上を常に図っておりますので、何かお困りのことがありましたら、ぜひ東京・池袋所在の林浩靖法律事務所にご相談ください。
弁護士 林 浩靖
投稿者 林浩靖法律事務所