所長ブログ

2016年8月12日 金曜日

[書評]原井龍一郎・河合伸一編著 実務民事保全法(三訂版)(商事法務)

1冊書評をしたいと思います。今回、書評をするのは、「実務民事保全法(三訂版)」です(本記事は書評なので、この後は、「です」、「ます」調ではなく、「だ」、「である」調で書きます。)。

本書は、大阪弁護士会の弁護士による「実務家の視点にたった民事保全の体系的概説書」(三訂版の刊行にあたって1頁)であるが、概説書としては600頁弱あるので、分量が多い。しかしながら、書式等は掲載されておらず、使いどころの難しい書物である。もっとも、「民事保全制度の全般にわたって解説」(読者へ5頁)されており、文書自体は分かりやすいので、時間のある司法修習生が読むにはいいかもしれない。

ただ、民事保全法は、全体的に書籍が少なく、一定レベルの概説書なので、手許には置いておきたい書物である。

民事保全をきちんとしておかなければ、訴訟係属中に状況が変わり、民事訴訟で勝訴しても無意味なものになりかねない。そのため、民事保全の知識はきちんと押さえておく必要がある。

林浩靖法律事務所では、広く目配りして情報を収集し、お客様に常に満足できる最良のサービスを提供させていただく所存ですので、何かお困りのことがありましたら、ぜひ、東京・池袋所在の林浩靖法律事務所にご相談ください。

弁護士 林 浩靖

投稿者 林浩靖法律事務所

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