所長ブログ
2017年5月17日 水曜日
[書評]田山輝明 物権法[第三版]法律学講義シリーズ(弘文堂)
1冊書評をしたいと思います。今回、書評をするのは、「物権法」です(本記事は書評なので、この後は、「です」、「ます」調ではなく、「だ」、「である」調で書きます。)。
本書の著者は、民法を専門とする早稲田大学名誉教授である。
本書の特徴は、①「叙述が具体的であり、いわゆる『演習』の要素を含んでいる」(はしがきⅱ頁)、②「現代日本の土地問題を物権法の教科書の中において説こうとしている」(はしがきⅱ頁)が挙げられているが、全体としては、概ね、穏当な内容で、学生向けの教科書である。なお、担保物権法については含まれていない。本文234頁と比較的薄い書物なので、ザッと読むには便利な書物だと思う。
林浩靖法律事務所では、物権法に限らず、常に基本を押さえた業務を行うように努めていますので、何かお困りのことがありましたら、ぜひ、東京・池袋所在の林浩靖法律事務所にご相談ください。
弁護士 林 浩靖
投稿者 林浩靖法律事務所