所長ブログ
2013年10月 5日 土曜日
厳島神社にて
一昨日、昨日と「第56回人権擁護大会」に参加しましたが、せっかくの週末ですので、1日、観光することにしました。
広島ということで、やはり厳島神社だと思い、厳島神社に行きました。厳島神社は、もちろん、宮島にあるわけですが、広島市内から、宮島の対岸、宮島口までは、2通りのルートがあります。一つは、JRで、広島駅から宮島口駅へ行くルート、もう一つは、広島電鉄の路面電車が、広電西広島から宮島線に直通しているので、この路面電車を使って、広電宮島口に行くルートです。
私が泊まっていたホテルは、市内で、いったん広島駅へ出るのは面倒なので、路面電車で行くことにしました。ゆっくり走るチンチン電車なので、時間はかかりますが、市内をのんびり走り、その後は、海沿いを走るので、結構楽しめます。
そして、宮島口からは、フェリーで、対岸の宮島にわたります。赤い大鳥居が見えてくると、宮島です。宮島は、カキと穴子が名物ですが、当職は、カキはあまり好きではないので、穴子の方で、昼食にすることにしました。穴子めしは、少し値が張りますが、おいしいので、宮島に行かれる際は、召し上がることをお薦めします。
さて、宮島と言えば、もちろん厳島神社です。小降りながら、雨が降っているのは残念ですが、拝観料300円を支払って、境内に入ります。毛利元就公によって改築された本殿、福島正則が常設の能舞台を寄進し、その後、藩主が浅野氏に代わった後に現在のものが作られた能舞台、そして、回廊、いずれも一見の価値があるもので、素晴らしかったです。
世界遺産になっている厳島は、一度は、訪れてほしい観光地ですし、当職も20年ぶりに行ってよかったと思います。
帰りは、JRにしました。さすがに早いのですが、広島駅まで行ってから、ホテルに戻るのは面倒なので、途中の西広島で路面電車に乗り換えることにしました。夕飯は、八丁堀へ出て、ヒロシマ風お好み焼きにしたいと思います。
久しぶりの観光でした。
リフレッシュして、また、東京・池袋所在の林浩靖法律事務所は、お困りの皆様のために励みますので、お困りのことがございましたら、ぜひ、ご相談ください。
弁護士 林 浩靖
広島ということで、やはり厳島神社だと思い、厳島神社に行きました。厳島神社は、もちろん、宮島にあるわけですが、広島市内から、宮島の対岸、宮島口までは、2通りのルートがあります。一つは、JRで、広島駅から宮島口駅へ行くルート、もう一つは、広島電鉄の路面電車が、広電西広島から宮島線に直通しているので、この路面電車を使って、広電宮島口に行くルートです。
私が泊まっていたホテルは、市内で、いったん広島駅へ出るのは面倒なので、路面電車で行くことにしました。ゆっくり走るチンチン電車なので、時間はかかりますが、市内をのんびり走り、その後は、海沿いを走るので、結構楽しめます。
そして、宮島口からは、フェリーで、対岸の宮島にわたります。赤い大鳥居が見えてくると、宮島です。宮島は、カキと穴子が名物ですが、当職は、カキはあまり好きではないので、穴子の方で、昼食にすることにしました。穴子めしは、少し値が張りますが、おいしいので、宮島に行かれる際は、召し上がることをお薦めします。
さて、宮島と言えば、もちろん厳島神社です。小降りながら、雨が降っているのは残念ですが、拝観料300円を支払って、境内に入ります。毛利元就公によって改築された本殿、福島正則が常設の能舞台を寄進し、その後、藩主が浅野氏に代わった後に現在のものが作られた能舞台、そして、回廊、いずれも一見の価値があるもので、素晴らしかったです。
世界遺産になっている厳島は、一度は、訪れてほしい観光地ですし、当職も20年ぶりに行ってよかったと思います。
帰りは、JRにしました。さすがに早いのですが、広島駅まで行ってから、ホテルに戻るのは面倒なので、途中の西広島で路面電車に乗り換えることにしました。夕飯は、八丁堀へ出て、ヒロシマ風お好み焼きにしたいと思います。
久しぶりの観光でした。
リフレッシュして、また、東京・池袋所在の林浩靖法律事務所は、お困りの皆様のために励みますので、お困りのことがございましたら、ぜひ、ご相談ください。
弁護士 林 浩靖
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2013年10月 3日 木曜日
人権擁護大会に参加して
本日は、出張で広島に来ています。広島に来た目的の一つが、本日と明日に行われる「第56回人権擁護大会」に参加することで、今日は、3つの分科会に分かれてのシンポジウム、明日は大会が行われます。
当職は、第1分科会として行われた「放射能による人権侵害の根絶を目指して~ヒロシマから考える、福島原発事故と被害の完全救済、そして脱原発へ~」というシンポジウムに参加しました。福島原発事故の被害だけでなく、チェルノブイリについての報告や化学、医学の専門家を招いての放射線被害についての講演、そして、福島第一原発事故が起こった時、首相だった菅直人元首相のインタビューなど、盛りだくさんの内容で、普段、法律的な目でものを見ることに慣れている当職には、得るものが多いシンポジウムでした。菅元首相は、このシンポジウムに参加するため、わざわざ2時間ほどの滞在(それも1時間半は、空港と会場の往復時間)で広島まで来られ、脱原発への強い意欲はよく分かりました。菅元首相は、いろいろ批判があり、当職も全面的に支持する気にはなれない人ですが、一点突破のときは輝く傾向のある人なので、「脱原発」のような一つの話に専念できるときは、良さが活きるのかと思います。
法律、化学、医学、政治といろいろな観点から、原発事故の問題点を考えることができ、大変勉強になったシンポジウムでした。ここで得た知識を活かして、これからも、原発事故の被災者のために頑張りたいと思います。
もちろん、原発事故の被災者の方以外の方のためにも、日々頑張っておりますので、何かお困りのことがございましたら、東京・池袋所在の林浩靖法律事務所にご相談ください。
弁護士 林 浩靖
当職は、第1分科会として行われた「放射能による人権侵害の根絶を目指して~ヒロシマから考える、福島原発事故と被害の完全救済、そして脱原発へ~」というシンポジウムに参加しました。福島原発事故の被害だけでなく、チェルノブイリについての報告や化学、医学の専門家を招いての放射線被害についての講演、そして、福島第一原発事故が起こった時、首相だった菅直人元首相のインタビューなど、盛りだくさんの内容で、普段、法律的な目でものを見ることに慣れている当職には、得るものが多いシンポジウムでした。菅元首相は、このシンポジウムに参加するため、わざわざ2時間ほどの滞在(それも1時間半は、空港と会場の往復時間)で広島まで来られ、脱原発への強い意欲はよく分かりました。菅元首相は、いろいろ批判があり、当職も全面的に支持する気にはなれない人ですが、一点突破のときは輝く傾向のある人なので、「脱原発」のような一つの話に専念できるときは、良さが活きるのかと思います。
法律、化学、医学、政治といろいろな観点から、原発事故の問題点を考えることができ、大変勉強になったシンポジウムでした。ここで得た知識を活かして、これからも、原発事故の被災者のために頑張りたいと思います。
もちろん、原発事故の被災者の方以外の方のためにも、日々頑張っておりますので、何かお困りのことがございましたら、東京・池袋所在の林浩靖法律事務所にご相談ください。
弁護士 林 浩靖
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2013年9月27日 金曜日
出張のお知らせ
当職は、来週10月1日(火)の午後から、4日(金)まで、地方出張を予定しております。
そのため、来週火曜日(10月1日)以降のお問い合わせに関しましては、10月7日(月)以降の回答になりますので、ご了承賜りますようにお願いいたします。
林浩靖法律事務所
弁護士 林 浩靖
そのため、来週火曜日(10月1日)以降のお問い合わせに関しましては、10月7日(月)以降の回答になりますので、ご了承賜りますようにお願いいたします。
林浩靖法律事務所
弁護士 林 浩靖
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2013年9月23日 月曜日
[書評]北居功=高田晴仁編著 民法とつながる商法総則・商行為法(商事法務)
3連休の最終日ですので、読み終えた本の書評をしたいと思います。今回、採り上げるのは、「民法とつながる商法総則・商行為法」(商事法務)です(本記事は書評なので、ここからは、「です」「ます」調ではなく、「だ」「である」調で書きます。)。
この本の編著者両名は、慶応大学教授で、北居教授の専門は民法、高田教授の専門は商法である。北居教授と高田教授の両名が編者となって、両名を含む21名の学者の共著として、本書は執筆されている。この本は、はしがきに「商法を勉強しながら民法の復習・理解の深化につなげる」(はしがきⅰ頁)とあるように、基本的には、学生向けの書物と思われる。以前、ブログにて、法律家の能力の低下について書きました(該当する記事は、こちら)が、法律家だけがレベル低下するはずはなく、法学部の学生の多くの理解も落ちていると考えられる。そういうことを考えたとき、今の学生には、民法を復習しながら、商法の勉強ができる本書のような本は、適切だとと思う。とはいっても、本書は、商法成立に至る歴史的経緯も踏まえられ、また、海上運送や鉄道運送、運送保険なども含まれ、保険法・海商法や鉄道営業法などにも目配りして論述されている点で、一通り、学習した者にも有益であると思う。そもそも、商法総則・商行為法は、もともと書籍の豊富な分野ではなく、特に、ロー・スクールが設立され、司法試験が、旧試験から新試験に代わり、商法総則・商行為法が出題されにくくなったために、ますます書籍が減少していることを考えれば、実務家にも役に立つ書籍だと思う。
林浩靖法律事務所では、常に、知識のブラッシュ・アップを図り、ご依頼者の方の利益を保護するために最も効果的な方法を取れるように、常に準備をしておりますので、何か困ったことがあるときは、早めに、東京・池袋所在の弊事務所にお問い合わせください。
林浩靖法律事務所
弁護士 林 浩靖
この本の編著者両名は、慶応大学教授で、北居教授の専門は民法、高田教授の専門は商法である。北居教授と高田教授の両名が編者となって、両名を含む21名の学者の共著として、本書は執筆されている。この本は、はしがきに「商法を勉強しながら民法の復習・理解の深化につなげる」(はしがきⅰ頁)とあるように、基本的には、学生向けの書物と思われる。以前、ブログにて、法律家の能力の低下について書きました(該当する記事は、こちら)が、法律家だけがレベル低下するはずはなく、法学部の学生の多くの理解も落ちていると考えられる。そういうことを考えたとき、今の学生には、民法を復習しながら、商法の勉強ができる本書のような本は、適切だとと思う。とはいっても、本書は、商法成立に至る歴史的経緯も踏まえられ、また、海上運送や鉄道運送、運送保険なども含まれ、保険法・海商法や鉄道営業法などにも目配りして論述されている点で、一通り、学習した者にも有益であると思う。そもそも、商法総則・商行為法は、もともと書籍の豊富な分野ではなく、特に、ロー・スクールが設立され、司法試験が、旧試験から新試験に代わり、商法総則・商行為法が出題されにくくなったために、ますます書籍が減少していることを考えれば、実務家にも役に立つ書籍だと思う。
林浩靖法律事務所では、常に、知識のブラッシュ・アップを図り、ご依頼者の方の利益を保護するために最も効果的な方法を取れるように、常に準備をしておりますので、何か困ったことがあるときは、早めに、東京・池袋所在の弊事務所にお問い合わせください。
林浩靖法律事務所
弁護士 林 浩靖
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2013年9月16日 月曜日
[書評]佐藤優 新・帝国主義の時代 左巻 情勢分析篇(中央公論新社)
今日は、敬老の日ということで、祝日です。そこで、「積ん読」状態になっている本の中から、佐藤優著「新・帝国主義の時代 左巻 情勢分析篇」を読んだので、この本の書評をしたいと思います(本記事は書評なので、ここからは、「です」「ます」調ではなく、「だ」「である」調で書きます。)。
本書の著者は、作家・元外務省主任分析官で、以前、書評をした『子どもの教養の育て方』(東洋経済新報社)(→該当する記事は、こちら)の共著者の一人である。著者は、その経歴からも分かるように、元官僚であるので、保守的な意見が多いが、本書は、「情勢分析篇」とあるように、現状分析を中心とした本であるから、その思想に関係なく役に立つ本である。特に、本書は、レーニンの「帝国主義」やアーネスト・ゲルナーの「民族とナショナリズム」などの古典を踏まえた上で、分析が行われているので、古典を、現代を見るにあたってどのように活かすかを知るという点でも、役に立つ本である。たとえば、著者は、「(マルクスの)『資本論』の論理は、現在の新自由主義に基づくグローバル資本主義を分析する際に役に立つ」(39頁)など、古典の使い方を指摘している。
また、北朝鮮について、「首領は可視化された神話」(125頁)などと、一種の宗教的な観点からの視点を提示することで、何を考えて行動しているのかよく分からなくなる北朝鮮の行動パターンを見るための視点を示してくれている点でも良い。イスラーム原理主義の問題も含め、「宗教」という視点を導入することで、世界情勢が、かなり分かり易くなることが示されている。宗教は、信じていない者にとっては、不合理でばかばかしいものに見えるが、現実の影響力は大きいことが分かる。
国際情勢について、多くが費やされているが、日米密約に関して、「日本政府の説明は、嘘を含む不正直なもの。民主主義の原則から、本来あってはならない。」(398頁)と報告書で指摘されたことを引きながら、外務省の問題点を指摘しているが、この話は、日米密約の問題だけでなく、原発の問題にも同じことが言えるだろう。その点で、国際情勢だけでなく、国内問題にも関係する指摘がなされていると思う。
また、著者は、逮捕され、東京拘置所に収容されていた経験もあることから、「検察庁から拘置所に護送される前に弁護人を会うことができれば、不安はかなり軽減することができる」(383頁)など、被疑者・被告人の立場から、弁護人に参考になることを指摘されている点も、弁護士である当職には参考になる記載であった。この点は、弁護士などにとって役立つだけではあるが、こういう小さな指摘がきちんとされている点でも、本書は良書であると思う。
実際に生じる事件には、経済情勢など、その時々の社会情勢に応じて、生じる事件にも差異が生じるから、現実の社会情勢をきちんと押さえることは、弁護士としての業務処理にも役立ちます。法律知識だけでなく、社会情勢もきちんと押さえて、ご依頼者様のために最善を尽くす東京・池袋所在の林浩靖法律事務所に、お困りの際は、ぜひご相談ください。
弁護士 林 浩靖
本書の著者は、作家・元外務省主任分析官で、以前、書評をした『子どもの教養の育て方』(東洋経済新報社)(→該当する記事は、こちら)の共著者の一人である。著者は、その経歴からも分かるように、元官僚であるので、保守的な意見が多いが、本書は、「情勢分析篇」とあるように、現状分析を中心とした本であるから、その思想に関係なく役に立つ本である。特に、本書は、レーニンの「帝国主義」やアーネスト・ゲルナーの「民族とナショナリズム」などの古典を踏まえた上で、分析が行われているので、古典を、現代を見るにあたってどのように活かすかを知るという点でも、役に立つ本である。たとえば、著者は、「(マルクスの)『資本論』の論理は、現在の新自由主義に基づくグローバル資本主義を分析する際に役に立つ」(39頁)など、古典の使い方を指摘している。
また、北朝鮮について、「首領は可視化された神話」(125頁)などと、一種の宗教的な観点からの視点を提示することで、何を考えて行動しているのかよく分からなくなる北朝鮮の行動パターンを見るための視点を示してくれている点でも良い。イスラーム原理主義の問題も含め、「宗教」という視点を導入することで、世界情勢が、かなり分かり易くなることが示されている。宗教は、信じていない者にとっては、不合理でばかばかしいものに見えるが、現実の影響力は大きいことが分かる。
国際情勢について、多くが費やされているが、日米密約に関して、「日本政府の説明は、嘘を含む不正直なもの。民主主義の原則から、本来あってはならない。」(398頁)と報告書で指摘されたことを引きながら、外務省の問題点を指摘しているが、この話は、日米密約の問題だけでなく、原発の問題にも同じことが言えるだろう。その点で、国際情勢だけでなく、国内問題にも関係する指摘がなされていると思う。
また、著者は、逮捕され、東京拘置所に収容されていた経験もあることから、「検察庁から拘置所に護送される前に弁護人を会うことができれば、不安はかなり軽減することができる」(383頁)など、被疑者・被告人の立場から、弁護人に参考になることを指摘されている点も、弁護士である当職には参考になる記載であった。この点は、弁護士などにとって役立つだけではあるが、こういう小さな指摘がきちんとされている点でも、本書は良書であると思う。
実際に生じる事件には、経済情勢など、その時々の社会情勢に応じて、生じる事件にも差異が生じるから、現実の社会情勢をきちんと押さえることは、弁護士としての業務処理にも役立ちます。法律知識だけでなく、社会情勢もきちんと押さえて、ご依頼者様のために最善を尽くす東京・池袋所在の林浩靖法律事務所に、お困りの際は、ぜひご相談ください。
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